さわむら内科クリニック
院長 澤村 誠
院長 澤村 誠
1. 開業を決意されたきっかけは?
一つは還暦を過ぎて死ぬまでに、「自分の望む医療を自分の手で実現したい」と思ったこと。もう一つは私自身が、乳児期に重篤な感染症に罹患して九死に一生を得た話を母から繰り返し聞かされていて、恩返しをしたかったことです。
2. 開業を決意されて、最初に行動したことは?
最初は家族にも相談できずとても悩みました。ネットや本で開業の経験談などを読みあさりましたが、具体的にどうしたら良いのかわかりませんでした。
3. ご相談いただいたのはどういう経緯で?
知り合いに開業された先生がいらしたので意を決して連絡をとってみましたところ、SMS グループの医療コンサルタントを紹介して頂きました。
4. コンサルタント面談して頂いて、どんな印象をもちました?
先に聞いていた通り仕事の出来そうな方でした。実際に、開業のイメージを伝えた所、開業準備・開業後の経営に関して的確な話と勤務医から経営者になるメリット・デメリットを分かりやすく説明して頂けました。
5. 物件が決まって、開業に向けて一緒に進めさせていただいたわけですが、コンサルタントの仕事ぶりはいかがでした?
開業準備が進むと物件探しや値段交渉、役所での手続きなどとても頼り甲斐があり助かりました。職員の面接や採用に関する手続きなど私1人では到底出来なかった事でした。1年あまりの間、ほぼ毎週、四国から京都まで来ていただき有難うございました。
6. 先生が開業に向けてこだわった部分はどこでしたか?
これまでの糖尿病と甲状腺疾患の診療経験が活かせるよう、同専門医が不足している地域をSMS グループのコンサルタントさんに探して頂きました。お陰様で理想的な場所に開業させて頂く事が出来ました。まだ開業してわずかな期間ですが、甲状腺についての沢山のご相談を頂いています。
7. 内装にも相当こだわられたと思いますが、イメージ通りのクリニックが作れました?
落ち着いた雰囲気の明るい清潔なクリニックを作って頂けたと思います。待合室では、患者様にゆっくりとくつろいで頂けるのではと期待しております。
8. 実際に開業してみて、今どうですか?
開業したら診療だけではなく、経営に関わる様々な業務が増えると聞いていましたが、予想以上に自分で決めないといけない事が多く、大変です。しかし、患者様のお話をゆっくり聞いてさしあげて、不安を和らげることが出来た時は開業して良かったと思います。お陰様で、気の合うよい従業員にも恵まれ、安心して受診いただけるクリニックが出来たと感じています。
9. これから開業される先生にメッセージをお願いします。
開業したら勤務医の時とは違って自分の思い通りの診療ができるとよく言われます。しかし、「思い通りの診療とは何か」を明確にさせる事はそれほど簡単ではありません。他の医院と比べ、どう差別化するのか、じっくりと考えてください。あとはコンサルタントを信じて思い切って飛び込んでみてください。
10. 最後に先生の今後の目標を教えてください。
まだまだ患者数は少ないですが、地元の皆さんに信頼していただけるクリニックになるよう努力したいと思います。
- 日本内科学会
- 日本糖尿病学会
- 日本内分泌学会
- 日本甲状腺学会
略歴
1982
島根医科大学医学部 卒業
1986
神戸大学大学院医学研究科 修了
1986
島根医科大学医学部助手(病理学教室)
1987
仏国 ルイ・パスツール大学留学
1992
京都大学人間・環境学研究科助手
2000
康生会武田病院 糖尿病内科部長
2004
日本赤十字社和歌山医療センター 第一内科医師
2008
医療法人湖光会湖山クリニック 糖尿病専門医
2021
さわむら内科クリニック開院